• 「認知」によって人は変わる 清原和博

    信じる力を呼び覚ます「認知」

    その夜、深夜の東名高速を東に向けて疾走する一台の高級外車があった。 ――このまま事故で死んだとしても、それだけの人生だったいうことや。 名古屋ドームを出て高速に入り都内に戻るまでの間、運転席の清原和博は、いいようのない やるせなさを振り切るようにアクセルを踏み込み続けた。 一九九九年九月十六日。この夜、清原の打席の時にだけ左翼席の応援がやんだ。トランペッ トも鐘も太鼓も響かずに、異様な静けさがドームを包んだ。 試合はドラゴンズに二対六で敗れ、三年ぶりの優勝が彼方に遠のいた。清原は、大切な三連 戦に十一打数一安打。通算でも打率二割三分五厘、本塁打十一本。罵声よりも厳しいファンの 怒りが「沈黙」となって現れた。
  • 気鋭ライターが「ニッポンの真実」に迫る! 清原和博

    Views 競作ノンフィクション・シリーズ(94.01.12号)
    スランプ3年間の「心の揺らぎ」
    「怪物」清原和博が、長く深い眠りについている。毎年タイトルを期待される彼も、もう8年目、26歳。今年、2年ぶりというインタビューに快く応じてくれた。あの甲子園を熱狂させた栄光の夏から遠くは離れて、清原は今でも「清原」を信じているのだろうか。
  • アウトロー あとがき

    物語の途上で――あとがき
    一〇年前、当時在籍していた編集プロダクションを辞めてフリーランスになった。「ノンフィクション・ライター」という名刺を作り、ワープロを買い、留守番電話を買い替えて、毎日何人かの新しい人々と出会う作業を始めた。その頃、自分の仕事に対する思いを書いた文章が残っている。
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