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「孫正義の子孫」たち
月刊現代(2000.6)
ネットバブルを巡る若きビジネスマンたちの興亡
~「ソフトバンク、光通信のあとはオレにまかせろ」と虎視眈々
暴落にもメゲない「孫正義の子孫」たち
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「芸能界の首領」と呼ばれる男
「芸能界の首領」と呼ばれる男
(別冊宝島299『芸能界スキャンダル読本』97年2月発行)
細川たかし、郷ひろみ、小泉今日子、長山洋子らを擁し、
傘下には約二十のプロダクションを抱える、芸能界屈指の実力者。
一方で、自分自身は一切マスコミの表面に登場しない
「陰の人」としても知られる男。
テレビ、新聞、週刊誌などの芸能マスコミにも睨みをきかす、
彼の業界での絶大な権力は、いかにして形成されていったのか————。
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マネックス証券・松本大が語るビジネスと生き方
マネックス証券・松本大が語るビジネスと生き方(『組織に頼らず生きる』(平凡社新書)収蔵)
己の進むべき道を知る
自分の中に「客観」の目を持つ
「スーパーカブって知ってます?」
インタビューと撮影が終わってから、マネックス証券社長、松本大は雑談風にそう語りだ
した。
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恵比寿系ネオブランドのファッションリーダーたちの物語
「表現」と「生きること」は等価である
「学校はストリート、教材はスケボー、教師は憧れの先輩たちだった」
昼間の熱気がアスファルトに微かに残る深夜のビル街に、「ゴーッ、ゴーッ、ゴーッ」と低く太い音が響きわたる。
西新宿夜十一時、通称ギャラリー通り。
林立する超高層ビルは、近未来映画のワンシーンを思わせる。空には朧月。ねっとりとした大気。その闇と湿気を切り裂いて、Tシャツ姿の十人ほどのスケートボーダーが疾走している。
目を凝らしてみると、十代の若者もいれば、明らかに三十代に手が届いた風情の者もいる。
誰もが一様に闇に紛れ、流れに乗り、歩道に乗り上げ、階段を利用しながら次々と自慢のテクニックを決める。ネックフリップスリーシックスティー、バリアル・コンプライ、フィフティーフィフティーグラインド。
どれも長年滑り続けて身につけたものと一目でわかるハイレベルのテクニックだ。
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野口悠紀雄 『「超」整理法』の学者の三六〇度の好奇心
潮(2003.3)現代の主役 第39回
野口悠紀雄 『「超」整理法』の学者の三六〇度の好奇心。
銀色に鈍く光る半球状のドームが、飛来したUFOよろしく武蔵野に建つ和風の大きな邸宅の上に鎮座する。
夜になればその扉が開き、ドーム内の双眼鏡が周囲三六〇度の天空を思うがままに睥睨するという。それこそが、知の巨人、野口悠紀雄の存在の象徴だと知る人は、近隣にも意外に少ないという―――。